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献茶—新年の寿ぎ
新年おめでとうございます




SUMMARY
茶道におきましては。年初の釜日を初釜と申しましてお祝いをいたします。「初釜」につきましては,会報98号にて茶道部より掲載がございました。久留米連文茶道部には、抹茶と煎茶があります。抹茶には、裏千家、江戸千家、表千家不白流、大日本茶道学会の四流があります。煎茶には、日本礼道小笠原流が、現在、一流のみございます。今回は、お煎茶の新年の寿ぎ「献茶」を日本礼道小笠原流からお伝え申し上げます。
「献茶」には、故人を偲んでの仏式と今ここにあることを感謝して今年も無事であることを願っての神式の二通ございます。当流では、年初に神式で献茶の儀を行います。
白木の献茶棚上に茶壷・貴人台に載せたお茶碗を飾り一組の急須と蓋置を上段に、その下に水注と巾筒を置きます。大袱紗を棚上の茶壷とお茶碗に掛けて備えます。
雅楽の「越天楽」の調べに合わせて銅鑼の音と共に始まります。
一対の献花、献菓の後、初点て。
棚横の花入れに、点前盆に懐紙に挟んでおいた榊を挿します。炭点前では、香は、焚きません。一組の急須をひとつは、湯冷ましにもうひとつを本来の急須として使いお茶を淹れます。貴人台に載せたお茶碗を受け取り献茶致します。お茶碗の蓋を取り一同深々と総礼です。後点の後、一同立ち上がって総礼して退出で終了です。
煎茶も全日本煎茶道同連盟に30流派近く加盟しております。そうでない流派を合わせると50流派にも上ります。 他流では、各流のお点前の仕方が多少異なりますが、今ここに居ることの感謝と今年一年の無事を祈る気持ちでの初点ては、いずれの流派も抹茶・煎茶問わず同じくするものと信じております。
昨今のご時世、高齢化もございますが、座礼から立礼へと煎茶道・茶道のなかにもその流れがございます。今回は、立礼席での献茶の様子をお知らせ致しました。
春の連文茶道部大茶会でも和室の他は、会議室にての立礼席(椅子席)でのおもてなしです。皆様のお運びを心よりお待ちしております。
茶道部 北川 陽泉